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Spacelectro 【スペースレクトロ】 活動時期 2011/~ 活動ジャンル 東方Project、VOCALOID 活動形態 音楽同人サークル ニコニコ動画にて彗星の如く表れたボカロP/東方アレンジャー/DJであり、代表名がサークル名を兼ねている。「妄想税」「ダブルラリアット」「ブラック★ロックシューター」のREMIXを発表し多くの反響を呼び、近年では全曲をプロデュースする「EDM」を軸とした「ボカロEDM」「東方EDM」シリーズを発売。 メンバー Spacelectro 三毛や巣穴(デザイン) ちくわさび(ジャケットイラスト他) etc PV アレンジ参加 代表作 VOCALOID 曲名 登場年 ボーカル(VOCALOID) Galaxy Night 2015 IA PERFECT SMILE 2015 鏡音リン 東方Projectアレンジ 曲名 原曲 登場年 ボーカル 想起~recollections~ 少女さとり ~ 3rd eye月まで届け、不死の煙 2014 紅梔子 to be or not to be U.N.オーエンは彼女なのか? 2015 りあ Indulge in DayDreams ネクロファンタジア 2016 れるん Money Magic 今宵は飄逸なエゴイスト ~ Egoistic Flowers. 2018 #315 Raging Inversion※「東方キャノンボール」使用曲 逆転するホイールオブフォーチュン 2019 【インスト】 WISENESS※「東方キャノンボール」使用曲 千年幻想郷 ~ History of the Moon 2019 【インスト】 楽曲 アレンジ参加曲 MUSIC BPM LEVEL CHAIN NOV ADV EXH INF MXM NOV ADV EXH INF MXM GRV GRV HVN HVN 関連サークル リンク HP http //spacelectro.com/ Twitter https //twitter.com/spacelectro
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ゴールデン・キャノン とは、【怪盗ワリオ・ザ・セブン】のキャラクター。 プロフィール 作品別 元ネタ推測 コメント プロフィール ゴールデン・キャノン 他言語 初登場 【怪盗ワリオ・ザ・セブン】 人間の頭を模した大砲。黄金をふんだんに使って作られたという。 作品別 【怪盗ワリオ・ザ・セブン】 元ネタ推測 Golden+キャノン コメント 名前
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ダンボール戦機W ダンボール戦機W 超カスタム 機種:PSP,PSV,3DS 作曲者:近藤嶺 開発元:トライエース 発売元:レベルファイブ 発売年:2012 概要 『ダンボール戦機』の続編。開発にトライエースが関わっている。 後に3DSで『ダンボール戦機W 超カスタム』というタイトルでマイナーチェンジ版が発売された。 サントラの『ダンボール戦機W LBXバトルサントラ』にはアニメ版のOP・ED曲は収録されているが、ゲーム版のOP・ED曲は収録されていない。 収録曲(ダンボール戦機W LBXバトルサントラ収録順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 レジェンド 前澤寛之 オープニングテーマ歌:Little Blue boXサントラ未収録 やるしかない! 近藤嶺 もう一人の少年、大空ヒロ 反乱! 輝く新風の鼓動 PSP74位 目のない眼差し 制御不能! スーパードッキングモード! 煌めく双剣 オメガダインとの戦い 優勝を勝ち取れ! Launch Sequence 小さな戦場、大きな勇気! 通常戦闘 通常戦闘曲247位 パラダイス 激戦!命がけの戦い キラードロイド・ペガサス戦 PSP95位 真実と理想郷 謎の少年 いざ、最終決戦へ! バンの戦い~Next Stage~ この不完全なる世界のために ミゼルオーレギオン戦 第10回712位2012年264位第2回ラストバトル191位PSP19位 ダンボール戦機W~選ばれし戦士たち~ ともだち 前川紘毅 エンディングテーマ歌:前川紘毅サントラ未収録 サウンドトラック ダンボール戦機W LBXバトルサントラ
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天空キャノンボール大会規定の大穴 定番・物価について 浮空機の形状について フローティアの歴史etcについて
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【HEAD】ダンボールマン 使用可能カラー 値段(rwd) 非売品 SCENE EX事前決済購入者特典 2009年3月10日~2009年3月17日にSCENE EXPANSIONを事前決済したGAME IDが所持する全PCに対して2009年3月24日に配布された
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ニコ生ゲーム 東方関連ゲーム その他のゲーム ニコ生ゲーム お題でお絵かき まだ大内チャレンジや大内ファミリーが無かった頃からやっていた大人気ゲーム。 大内生選手権終了後近辺に久しぶりに実施した所、思ったより盛り上がったため放送毎の恒例行事に。 どういうわけか絵の上手い初見さんがたまに現れる。別記のぽにっちゃんやユキさんを見れば分かるように、お絵描きにおけるぽっと出の視聴者は異常に持て囃される。 サイコリーディング 視聴者が決めたお題を放送者が言い当てるゲーム。視聴者からは非常に人気だが、大内はプレイを拒否している。 大内生においては大まかなお題をオープンで決めてから選択肢を選ぶ。が、お題 東方に対して「どなるど」等、無関係な答えが選ばれることもある。 お題 大内ファミリーに対して「おれのおんな」が選ばれた際には実写かどうか(「オレの女自慢」に実写、イラストの両方登場する)、女かどうか(「オレの女」と話しているのは男)等の質問によって混乱が続き、結果30分を要してしまった。 占領戦 ユーザー名が反映されず、別途プレイヤ名を入力するため、偽名が多い。 「shabtabehoudai」(しゃぶ食べ放題)、「fernandesanti」(フェルナンデスアンチ)、「ZUN」等。レスリングキャラを名乗る者も。 本人か成りすましかは当人のみぞ知る。 また、大内は英語が苦手な為、ユーザー名を読み間違えるといった事が多発している。 四川省 大内生でニコ生ゲームを頻繁にやるようになったきっかけでもある。 大内の休憩によく利用されることが多い。 カラータイル 貼られた当初は誰もルールを理解しておらず、謎のゲーム扱いされていた。だが回が進むごとに人気を博し、今では四川省と同じく定番ゲームになっている。 デュアルホッケー 不正の始まりのゲーム。 他の対戦ゲームはクソザコの大内がこのゲームだけ異様に強いため 視聴者が不正を疑うようになり、現在では完全に不正をしていることになっている。 視聴者がゴールしたらみんなでいいね!ボタンを押そう! 大内が決めたら特になし。最終的に大内が勝ったらみんなで不正とコメントしよう! ハノイの塔 2〜7枚から枚数を選択するハノイの塔。 7枚はスコアが高い分難易度も高いため、終了後に「七枚無理」等のコメントが。 ※あくまで七枚(音MAD作者)ではない。 ニコニコタワーバトル リアルタイムの視聴者を炙り出すのに使われる。 他ゲームはランキング上位5人しか表示されない物が殆ど。絵を描かなければいけないみんなでお絵描きよりも、タワーの方が気軽に参加しやすいという点も。 だるまさんがころんだ 通称「だるまんこ」。光浦靖子が転んだというゲームもあるらしいが詳細は不明。 じゃんけんナンバーワン まじめな必勝法としては今のところ大内は最初の2回は絶対嘘をつかない。 みんなでつりっくま&つりクッマ つりっくまはつりクッマのパクリ。 車に乗せられる時は「降ろせ」コメが多数(※このコメの発祥は大内生ではない) わかさぎ姫が泳いでいる。 【R-17.9】いっしょに泥棒バスター まもなくゲームがアーイク! 大内生ではまだ一度も本家泥棒バスターをやってない。 まおゆか 最後にスケベTOP5が晒されるゲーム。 ごく最初こそ普通の扱いであったが、一人がまおゆかをゴリ押ししているためかまおゆかアンチが発生しているものの、未だに一人が強制している状況が続いている。 年齢アンケート 年齢アンケートきたあああああああああああああああああああああ 大内生で最も盛り上がる超絶大人気ゲーム。 ルールはシンプルだが、それゆえに深い戦略が求められる。パソコンよりもスマホでやるのが有利らしい。 ニコニコQのシステムが変わったことにより、放送者以外が貼ることができなくなった。 お絵かきしりとり 絵を描いてしりとりをするゲーム。回線関係なのかバグなのかは不明だが、並行世界がいくつも生みだされる。 (例 プレイヤーAからプレイヤーBへ続く際、「Bの絵を描く様子が表示される視聴者(ア)」と、Bが動かずスキップされ、プレイヤーが次のCへと切り替わり、「それを見る視聴者(イ)」へと分岐する。この場合、プレイヤーBは延々と絵を描き(ア)はそれを見続けることになってしまう。(イ)及びCは普通に続行される。これがプレイヤー毎にかなりの確率で起こるため、真性のクソゲーである。) 東方関連ゲーム 東方キャノンボール ソシャゲですごろくをするという斬新な東方ゲーム。ゲームシステムの評価はお世辞にも高いとは言えない。 大内はこのゲームを推している大内生視聴者ですら片手で数えられるプレイヤーしかいなかった。 大内生ではガチャメインであるためか、視聴者参加型でないにも関わらずかなり人気の高いゲーム。 夏祭りイベント以降しばらくツイッターの更新も新イベントもなかったためにサービス終了が懸念されていたが、大方の予想通り2020年10月14日にサービス終了した。 音MAD素材としてのポテンシャルの高さやLive2Dの出来の良さなどで、サービス終了後に評価が上り続けている。 東方Lost word 東方キャノンボールと同じく大内生では基本的にガチャメインのゲーム。 ガチャをするのに「封結晶」「賽銭」の二種類のアイテムを使う必要があるため、一度に何回も引くことができないのが玉に瑕である。 キャノボやダンカグに対抗してなのか、Live2Dの実装などが決定した。 東方ダンマクカグラ 東方のスマホ音ゲー。 キャノボサ終に伴い消えてしまったLive2Dなどの素材の代用に使えると期待されている。 運営も力を入れているようなので期待は高い。絶賛配信中!! 東方アルカディアレコード 唐突に告知された東方の新作スマホゲーム。 SOUND HOLICに書き下ろし曲を依頼するなど体裁は整っているように思えるが、過去に問題になった中国の東方スマホゲーム「弾幕幻想」との関わりがあるようで、権利関係など様々な点でまだ分からないことが多い。 東方Dungeon Dive アーチャー伝説そっくりな東方のローグライクゲーム。 3Dモデルがかわいくない、ゲームが単調でつまらないなど評価は散々。 Twitterは更新せずイベントもないため制作側がやる気がないのかと思いきや、時間が経ってからガチャの魔理沙ピックアップが始まったりと本当に得体の知れないゲーム。 大内生では一度プレイしたっきりである。 参加者のうちランダムで3人に景品がもらえるスコアアタックイベントが開催され、大内はその3人のうちの1人に選ばれた。 東方キャノンボールが達成しえなかった1周年を迎えることに成功。 東方スペルバブル パズルボブル×東方のリズムゲーム。 ゲームが不得意な大内が今一番はまっているゲーム。 値段が高いものの、シンプルなゲームの面白さやキャラボイスのバラエティ、更に東方を応援するコミュニティ故のコメの盛り上がりも相まって、視聴者大内共に非常に評価が高いゲーム。 のはずだったのだが、オンライン実装以降再び大内が毎枠プレイするようになったものの、勝率が悪く、延々と低ランク帯をキープしていることから、視聴者からは非常に不評のゲームとなってしまった。 かくいう大内も、「そんなに文句言うなら6時間スペルバブルで枠潰すぞ」等と脅し文句の嫌がらせとしてスペルバブルを使うようになってしまっていた。 Touhou Luna Nights 東方の十六夜咲夜が主人公のアクションゲーム。 敵として河城にとりやフランが登場することなど、大内生との関係性も多少ある。 東方憑依華 東方projectのキャラクターを動かす一対一の格闘ゲーム。 大内生リスナーは基本的に大内のやっているゲームに微塵も興味がないことや、ニコ生ゲームでもプレイヤが限られるタイプのゲームを嫌っていることの例に漏れず、そこまで人気のゲームではない。 東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil./Extra 東方Project第6弾となる作品で2002年8月のコミックマーケット62にて頒布された。 3ヶ月程度掛かったがyoutube配信にて無事撃破した。 Become Fumo 東方のぬいぐるみプライズ、ふもを自分で操作して遊ぶRoblox内のゲーム。 コマンドを入力することで踊ったりすることができる。 まだ発展途中なのであなたの推しもいつか実装されるかも? その他のゲーム Gartic Phone お絵描き伝言ゲーム。大内生でやってほしいゲーム第1位!!大内生特有のカオスすぎるお題やうまい人を狙ってスケブを頼む輩のせいで基本的にまともなゲームにならない。 これのためにだけ大内生を視聴する視聴者も続出中。 Fall Guys 最近話題の大規模オンラインパーティーゲーム。 大内がこの手のゲームを得意としていない為、1位を取ったことは一度もない。東方憑依華と同様の理由で、視聴者からは不評である。 ぷよぷよテトリス 大人気のぷよぷよとテトリスを融合したゲーム。 大内は非常に自信があるようだが、視聴者からの関心が乏しく、ゲームに関するコメントが全くないどころか終いには飽きてメガネで抜けるか抜けないかの論争に発展するなどしていた。 Apex Legends 音MAD作者がこぞってプレイしている大人気バトルロワイアルFPS 尚大内はFPS・TPSその他3Dゲームをプレイすると3D酔いを起こすので基本的にはやっていない模様 (音MAD界隈はタイタンフォールを流行らせろリージョンぶつけんぞ)
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【名前】 怪重機 キャノングラディエーター4 【読み方】 かいじゅうき きゃのんぐらでぃえーたーふぉー 【登場作品】 特捜戦隊デカレンジャー 【登場話】 Episode.38「サイクリング・ボム」 【分類】 怪重機/キャノングラディエーターシリーズ 【購入者】 アラドン星人 ギャンジャバ 【あだ名】 「ローマ甲冑君」(ジャスミン命名) 【モチーフ】 騎士 【名前の由来】 大砲(英:cannon)+剣闘士(英:gladitaor) 【詳細】 ギャンジャバが購入した重火器攻撃型の怪重機。 ギャンジャバの好きなカラーとなる赤色の機体であり、アラドン星人の甲羅皮膚を研究して作られ、装甲が強化されている。 強化された装甲はとても丈夫だったが、最期はデカベースロボのボルカニックバスターに防御し切れずに爆散した。 【余談】 イエロー/ジャスミンが付けたあだ名に関しては2号機と3号機の事もあり、グリーン/センちゃんに「どっちかに決めようよ」と突っ込まれた。
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127 名前:ダンボール潜入記 1/7 :2011/11/30(水) 22 25 57.07 ID ??? 結局、そんなに自営業出せなかった・・・orz ****** ガトーは箱の中にいた。 箱に入り、一人少女の背中を追っていた。 「これは任務である」 そう一言彼の上官に言われればどんな危険な地帯でも潜入する腕利きの軍人。 それがガトーであった。 「その軍服、その髪、その姿は目立ちすぎる」 「ですが閣下、私はジオンの軍人として――」 ヒタイダーのヒタイグレー、ぢ体大ラ部エース、ソロモンの悪夢、とその名を日登町に轟かせているガトーは 町に出ればヒタイダーのファンやら、ラグビーの応援団、予期しない敵まで引き寄せてしまう。 「だがこれはドズル閣下直々の極秘任務である。存在が知れては作戦行動は失敗に終わるのだ」 「はっ」 「潜入に必要なものはこちらで用意しよう」 ガトーに手渡されたのは、少し大きめの箱だった。 「これならば繁華街でも怪しまれることはなかろう」 「さすがです閣下」 装備と聞いてどんな物を支給されるか不安であった。 以前部活の敵情視察で用意された相手校の制服は、20をすぎるガトーの年齢には合わないもので 思わず苦言を呈したが、今回は文句の付け所がない。 彼を指揮するデラーズが用意したダンボールは、日登町でもよく見るネットショッピング「solomon」であったからだ。 「きっと、閣下の望む結果を出してみせましょう」 「楽しみにしている」 茶色い箱を小脇に抱えてガトーは姿勢をただし敬礼を取った。 潜入――アナベル・ガトーにくだされた任務は、ミネバ・ラオ・ザビの「はじめてのおつかい」の行動記録での録画であった。 128 名前:ダンボール潜入記 2/7 :2011/11/30(水) 22 26 39.39 ID ??? ここで始めに戻る。 ガトーは箱の中にいた。 「solomon」という文字にニヤリと口角を上げて笑う口元がデザインされたロゴの入った箱の中にいた。 ミネバがザビ家を一人で出て商店街に行くのを数メートル後ろから段ボールで追いかける。 歩行者にも特に動くダンボールを気にしてはいない。 それもそうだ。 頭上にはMSが溢れ、モビルシチズンや金属生命体などといった一見ファンタジィのような住人がごまんといる日登町だ。 少し大きめのダンボールから、時折「さすが、ミネバ様・・・」などと渋く素敵な声がきこえ、それが道路の端をかさかさと移動していたからといってなんら違和感を覚えないだろう。 という具合に、ガトーは人の波を縫って、オレンジ色の髪の少女を追っていた。 ガトー「まずは・・・」 ミネバ『この小包を宅配に出さねばならぬのだな』 ガトーはミネバの行動予定表を見る。 すると、こっそり持たせたマイクからミネバの声が飛び込んできた。 ガトー「その通りです、ミネバ様。そこの過度を曲がった」 ミネバ『ブラックロー運送、ここだな!』 二人は一見会話をしているように見えるが、ガトーの声はミネバには聞こえていない。 一方的に少女を追っているガトーがその言葉ひとつひとつに合いの手を入れているだけだったのだ。 トビア『いらっしゃいませ、いつもニコニコ、ブラックロー運送です。いらっしゃいませ、お嬢ちゃん、どうしたの?』 ミネバ『これを宅配で送りたいのだ』 トビア『お母さんやお父さんは?』 ミネバ『一人でおつかいにきたのだ』 トビア『へー。それは偉いや・・・・えーっと、じゃあ、これに住所と宛先をかいてくれるかい?』 ミネバ『ふむ!』 さすがに宅配業者の敷地内に入ってしまっては集荷の荷物と間違えられてしまう。 しかし離れすぎていては、ビデオに収めることはできない。 どうすればいいものかと、運送会社の敷地のギリギリ外からガトーはミネバの背中を写すことにきめた。 ガトー「くそぅ・・・ここからではミネバ様の勇姿が見えないではないかっ!だが!これ以上の潜入は・・・!」 依頼主のためにもっと近くではっきりとした姿を収めたい。 しかし、集荷されては・・・とガトーは入り口で唸る。 ガチャリ そんな、ガトー(の入った箱)の後ろから拳銃を構える音がした。 129 名前:ダンボール潜入記 3/7 :2011/11/30(水) 22 27 22.78 ID ??? ???「何をしている、ヒタイグレー・・・いや、今はソロモンの悪夢・アナベル・ガトーといったほうがいいか」 ミネバに気を取られていたせいで背後に忍び寄る気配を察知できずにガトーは奥歯を噛み締めた。 後ろからかかるプレッシャーはひどく重いが、かけられた声はまだ少年のように細かった。 そして、その声の主をガトーは知っていた。 ライバル校のルーキー・エースの弟だ。 ガトー「よく私の潜入を見破ったな、ヒイロ・ユイ・ガンダム」 ヒイロ「知っている気配がした。それだけだ。貴様は何をしている」 ガトー「任務だ」 ヒイロ「任務?」 一言「任務」とだけ告げれば背後のピリピリしていた気配が消えた。 ガトー「ああ、任務だ。あの少女の行動を監視している」 ヒイロ「そうか」 ブラックロー運送の中では、社員らしき少年とミネバが楽しそうに話をしながら小包を送る手はずをとっている。 ガトーは後ろのヒイロの気配を気にしながらカメラのレンズを覗き込みミネバの背中を見つめていた。 次は確か・・・ 商店街の店を男件か周る予定だ。 それまでにガトーの正体に気づいた後ろの少年をまいておかなくてはならない。 しかし、ガトーの思惑もマイペースで任務厨な少年には通じることはなかった。 ヒイロ「ならば俺も参加しよう」 ガトー「貴様・・・ひよっこが何を言うか!」 ヒイロ「幾度か潜入任務はやっている。ジオンの潜入の技を見たい・・・それだけだ」 ついてこい、とは言わなかった。 来るなといってもおそらくついてくるだろうという予想ができたから、ただ少し諦めの含んだ声色で「そうか」とつぶやけば その硬い無表情の仮面の奥で、ヒイロのテンションが少し上がったのがわかった。 ミネバ『ちゃんと、運ぶのだぞ!』 トビア『早い、安い、丁寧、ブラックロー運送にお任せ下さい!』 ミネバ『よろしく頼むのだ!』 トビア『ありがとうございまーす!またのご利用をー!』 ミネバがブラックロー運送をあとにした時、solomonと書かれたダンボールの後ろに一回り小さなブラックロー運送――黒猫の書かれたダンボールがついてきていた。 130 名前:ダンボール潜入記 4/7 :2011/11/30(水) 22 28 15.16 ID ??? ミネバと段ボール×2(ガトー、ヒイロ)は絶妙な距離感を保ちつつ、日登町商店街へと着ていた。 商店街の小売店を何件か訪れミネバは問題なく買い物を続け、 行動表の最後・・・荒熊精肉店へとたどり着いていた。 ヒイロ「これが最後か。ダンボールにキズ等異常なし」 ガトー「買い物は最後だが、ミネバ様がご自宅へご帰還するまでが我々の任務だ、気を抜くな」 ヒイロ「わかっている」 立ち寄ったカロッゾパンでは食パンを1斤、トレーズ歯科医院では入れ歯用軟膏を、銭湯サテリコンで入浴剤。 そして予定にはなかったがロアビルフラワーショップに立ち寄って花を購入したミネバの小さな両手には沢山の荷物がぶら下がっていた。 小さな体躯に大きな荷物を抱えるミネバは精肉店の列で時折よろけそうになり、ガトーをヒヤヒヤさせた。 ガトー「健気に荷物をお持ちになる姿こそ、ジオンのりs(ry」 ヒイロ「何を言っている、ミネバ・ラオ・ザビの順番になったぞ」 ガトー「ああ」 今すぐ段ボールを脱ぎ捨ててミネバのもとに駆け寄りその重い荷物を代わりに持って差し上げたい。 だが、それはミネバのためにはならない。 ガトーの中で2つの感情が駆け巡る。 眉間には普段の二割増しのシワが寄り、その葛藤の激しさを物語っていた。 午後の買い物時、人気店の荒熊精肉店は繁盛していた。 主婦たちが買い物を済ませたあとに一人カウンターより小さなミネバだけが店の前に残っていた。 ミネバ『すまない、豚もも肉を200gくれぬか』 ソーマ『?・・・あ、ああ、気づかずにすまない。豚もも200だな』 ミネバの頭2つうえの高さのカウンターから白銀の髪のソーマが顔を出した。 ちょうど視覚に入っていたのかはじめは訝しげな顔をしていたソーマだったが、 ミネバが見えたあとは、わざわざ会計をするにもカウンターの外まで出てカウンターに手の届かないミネバに心づかいを忘れはしなかった。 ソーマ『1000円だな、今お釣りを用意する。』 ミネバ『済まない、細かいのがなかったのだ』 ソーマ『気にしなくていい。ところで、一人で買い物なのか?』 ミネバ『そうなのだ!父上と母上に頼まれて買い物をしておったのだ!』 パンは明日の朝、入れ歯用軟膏はおじい様、入浴剤は今日の夜と嬉しそうに買い物の様子を説明するミネバに 無表情のソーマの顔もわずかだが優しく微笑まれた。 131 名前:ダンボール潜入記 5/7 :2011/11/30(水) 22 29 23.10 ID ??? ソーマ『幼いのによくやるな』 ミネバ『いやわらわはまだ未熟だ。これからもっと父上やハマーンのように立派な大人にならねばと思っておる』 ガトー「さすがミネバ様です、向上心もお忘れになってないとは。ザビ家に仕えるジオンの軍人としてミネバ様の将来が楽しみでなりません・・・」 ヒイロ「・・・・・まだ任務は終わってないぞ」 ソーマとミネバの会話に涙を堪えることに必死なのはガトーである。 ミネバの目線まで屈みお釣りを渡しながら頭を撫でる様子にぎゅっと目頭を押さえる。 そんな様子にヒイロは無感情のまま声をかける。 確かにほっこり来るエピゾードではある。 だがまだ泣くには早い。 家に帰り、玄関先で両親に「おかえり」と抱きしめられる所で涙を頂戴するのがコンセプトだ・・・とゼロは告げていたからだ。 ソーマ『そうか、これはおまけだ』 ミネバ『これはなんなのだ?』 ソーマ『コロッケだ、見たことはないか』 小学生なのに、しっかりとしたミネバにソーマも感心したのかお釣りの他に湯気の立ち上る包をミネバに渡す。 荒熊精肉店自慢のコロッケだ。 揚げたてはとても人気で、一日に最大1000個もうれるという主力商品である。 ミネバ『それは知っているが・・・箸やフォークがないぞ?』 ソーマ『そんなモノいらない。揚げたてはそのまま食べるのが一番だ』 ミネバ『そのまま?』 ザビ家の嫡子であり、幼い頃からマナーや勉強を叩きこまれたミネバである。 ファストフード、ジャンクフード、B級グルメなどという庶民の味など知るはずもない。 自分用にと持っていたコロッケにソーマがそのままかぶりつくのを興味深そうに眺めると、 「いただきます」と一口まだ湯気のたつコロッケにかぶりついた。 ミネバ『!!』 ソーマ『どうだ?』 ミネバ『おいしいぞ!こんなにアツアツでおいしいコロッケは初めてなのじゃ!』 ソーマ『そうだろう、中佐が心を込めて作るコロッケはこの街随意一のものだ』 ミネバ『そのようだ!今度、ハマーンに言って皆で来るとしよう』 ソーマと共にコロッケを食べきると おまけにと3つ新たにもらったコロッケを肉と共にもってまたミネバは歩き出した。 132 名前:ダンボール潜入記 6/7 :2011/11/30(水) 22 34 59.99 ID ??? ミネバが立ち寄ったのはザビ家と荒熊精肉店の丁度真ん中に位置する公園であった。 さして大きくもなく、しかし綺麗に整えられた花壇を持つこの公園は ミネバの大好きな場所であるのはガトーもよく知っていた。 ヒイロ「この公園に何かあるのか?」 ガトー「予定はない。だがここはミネバ様のお気に入りの場所だ」 ヒイロ「そうか」 ガトー「我々は気付かれないよう、ミネバ様から距離をとって公園内で待機だ。 人はいないが、ミネバ様を拐かす変質者が出た時のための対策だ」 ヒイロ「任務、了解」 ミネバは公園の中ほどにあるつるバラ棚に設けられたベンチに腰をかけた。 品物でいっぱいになった荷物を置くとまたミネバは立ち上がる。 ヒイロ「ミネバ・ラオ・ザビ・・・ここで休憩を取るようだな」 ガトー「ああ、ミネバ様もまだ幼い。こうも続けてなれない買い物をすればお疲れになっただろうからな」 財布を持ったミネバは公園内の自販機へと向かっていた。 背伸びをしながらコインを入れ、ボタンを押す。 その健気な姿にガトーは目を細めてレンズを回し続けた。 ヒイロ「しかし、一人分にしては買う量が多い」 ガトー「そうだな、だが問題はないだろう。怪しい人影はない」 ヒイロ「ああ」 コインを入れて、ボタンを押すという行為を3回繰り返し、ようやくミネバは自販機の前を離れる。 しかし、そのあとの向かった先は荷物をおいたベンチではなかった。 ヒイロ「まずいぞ、アナベル・ガトー!」 ガトー「どうしたんだ!」 133 名前:ダンボール潜入記 7/7 :2011/11/30(水) 22 37 04.89 ID ??? ミネバ「もうよいぞ、ふたりとも」 自販機から離れたミネバがガトーの構えるカメラに近づいてくるのは、レンズに映る姿が段々と大きくなることでわかっていた。 ガトー「ミネバ様・・・」 ヒイロ「任務、失敗・・・」 ガトー「自爆なら自重してもらうぞ、少年。ミネバ様の午前である」 ヒイロ「・・・」 ミネバの声にガトーとヒイロはダンボールからゆっくりと顔を出した。 任務失敗と自爆スイッチをおそうとするヒイロを、鋭い眼光で制し、ミネバの前に膝をつく。 ミネバ「そうかしこまらずともよい。声をかけてしまったのは笑わの責任じゃ」 ガトー「ですが、」 ミネバ「ふたりがついてくれたおかげで、買い物も寂しくはなかった! もう家までは少しだ、ここで終わりにしても父上も怒らないだろう」 ヒイロ「ミネバ・ラオ・ザビ、なぜ任務内容を知っている」 ミネバ「父上のことだからな。はじめは父上がついてくるのではないかと思ったが違ったのでな」 ガトー「いつから我々のことをお気づきになられていたのです?」 ガトーはミネバの丸い瞳を見つめながら問う。 ミネバは年齢に見合わず聡い子供である。 しかし、あとを追っていたのも潜入のプロとも言えるガトー・ヒイロ両氏である。 ミネバ「そうだな、カロッゾパンに付く前には誰か居るとはわかっておった」 ヒイロ「なんとぉ!」 ガトー「まさかこんなにも早くにお気づきになられるとは」 ミネバ「ヒタイグレーと級友の兄の気配じゃ、わからぬはずがない。 ふたりとも、任務ご苦労。父に変わりわらわが褒めて使わす」 花がさくように満面の笑みを浮かべたミネバは、手にした缶コーヒーをヒイロとガトーの前に差し出した。 ガトー「ミネバ様にそうおっしゃっていただけるとは、アナベル・ガトーありがたく頂戴いたす」 ミネバ「うむ。 ほれ、そちも・・・」 ヒイロ「ヒイロ・ユイ・ガンダムだ」 ミネバ「ヒイロ、いつもシュウトとアルには世話になっておる。」 ヒイロ「すまない、いただこう」 寒い冬の中で差し出された缶コーヒーはミネバの心遣いのおかげもあり任務後の冷えた体にはとてもありがたいものだった。 未だにダンボールの傍を離れようとしない二人の手を取りミネバはベンチへと誘う。 ミネバ「ソーマから絶品のコロッケももらったのだ!早くしないと覚めてしまうではないか!」 ガトー「それはいけませんな、あの店のコロッケは揚げたてが一番なのです」 ヒイロ「ああ、そうだ」 ビデオの録画はまだ回ったままだ。 テープの最後にはミネバの満面の笑みと、それにつられて普段よりも少し穏やかな二人の男の顔が写っていた。